鍵開け男の恋日記

鍵開け男の恋

男は鍵職人の息子として生まれた。
鍵をおもちゃにして遊び、鍵と共に育った。
どんな鍵でも開けられるようになり、そのうち鍵の方から自然に開いてくれるようなった。

男は父の後を継ぎ鍵職人になったが、その才能ゆえ、真面目に働くのが馬鹿らしくなっていた。
どこかに侵入しては金を盗み、その金で生活した。
金は余りあるほどだった。

しかし、男にも良心があった。
男の侵入先は、自然と暴力団のような組織になった。
そして生活資金から余った金を、恵まれない子供たちの為に寄付をするようになった。

そんな行動を気にかけてくれる女が現れた。
男は偽善だと思っていたが、女はそれでもいいと言った。
二人は次第に仲が深くなっていった。

そんな生活をしているうち、あるとき寄付をしている組織が、暴力団とつながっている事を発見した。
暴力団から盗んだ金が、男の手に渡り、そしてまた暴力団に戻っていっただけなのだ。
しかし女はそんなことは知らず、男を誉めた。

男は女に認められるために、この無意味な行為を繰り返した。
盗み、寄付し、誉められ、金は暴力団に戻っていった。
男はそれだけで幸せだった。

しかしそんな生活もいつかは終わる。
ついに暴力団に正体がばれたのだ。女は暴力団の一味だった。
女には知らされていなかったが、男のアリバイは完全に暴かれた。

男は暴力団の頭の前にしょっ引かれた。
男は罪を認めた。女は許しを請った。

男は許された。
結局のところ、暴力団は何の損もしていなかったからだ。
もう二度と暴力団と関わらないことを条件に、釈放された。
女との関係はこれでお終いだった。


男は真面目に鍵職人として再出発した。
男は自宅の金庫を(念力で)開けながら、時々思い出す。
女と過ごしたあの時間を。

リアリティ日記

小説はリアリティが全てだ。
よ~く調べないといけない。

鎖骨の骨折で入院は必要か?
あるいは単にひびにしてしまうか。

夜中の神社は一体どんな感じなのか?
どんな音がするのか?
どんな色が見えるのか?
どんな匂いがするのか?
どんな感触がするのか?

私はそのうち夜中の神社に行くことになるかもしれない。
我慢できなくなって。

自作小説「少年の死んだ日」日記



がっついてたべるnya


自作小説「少年の死んだ日」を掲載しました。
あるサラリーマンの一日。電車内で……。

暗いときにしか書けない小説もありますよね。
自分では力作だと思っています。
読んでみてください。
そして感想を下さい~~~~。

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